知らずにやってる“歯に悪い習慣”|今日から見直したいクセ

【患者様向け】

「虫歯でもないのに歯がしみる」「治療してもまた詰め物が取れる」そんなお悩み、ありませんか?もしかすると原因は、気づかないうちに続けている“日常のクセ”かもしれません。

この記事で分かること
  • 歯に悪影響を与える「やってしまいがちな習慣」とは??
  • 歯を守るために今日から見直したいポイント
  • 歯科医院でできる対策について

歯に悪い習慣が歯を壊す?まずは知っておきたい基礎知識

虫歯や歯周病じゃなくても歯が壊れることがある

歯のトラブルというと虫歯や歯周病をイメージする人が多いかもしれませんが、実はそれ以外にも“生活習慣”が原因となって歯を壊してしまうことがあります。たとえば強い力で噛むクセ間違った歯磨きなどが、徐々に歯の構造にダメージを与えていくのです。特に、睡眠中の歯ぎしりや食いしばり、日中の頬杖、口呼吸など、無意識の行動が蓄積されて歯や詰め物のトラブルを引き起こすことがあります。

無意識に繰り返す“クセ”が歯の寿命を縮める

次のようなクセ、あなたにも心当たりはありませんか?

  1. 強すぎる歯磨き(エナメル質が削れ、知覚過敏の原因に)
  2. 歯ぎしり・食いしばり(無意識に強い力をかけてしまう)
  3. 頬杖をつく(上下の噛み合わせがずれて歯に力がかかる)
  4. 噛みグセが偏っている(片方の歯に過度な負担が集中する)
  5. 頻繁な間食・ダラダラ食べ(再石灰化の時間が足りず歯が弱る)

これらの習慣は、一つひとつは小さなものですが、長期的に続くと歯に大きなダメージを与えます。とくに力が加わるクセは、歯のひび割れや詰め物の脱離の原因になります。また、歯にかかる力の方向や強さによって、歯根や歯周組織にまで影響を与えることがあるため、放置すると歯の寿命を縮めてしまうリスクも。

歯がしみる・欠ける・詰め物が取れる原因は日常に潜んでいる

「冷たいものがしみる」「よく詰め物が外れる」といった症状がある場合、見えないヒビ(マイクロクラック)やすり減りが原因になっていることも。そうした微細なダメージの多くは、生活習慣のなかで繰り返される“クセ”によるものです。

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 もしかしてやってるかも?歯に悪い習慣5選

歯ぎしり・食いしばり|強い圧で歯が割れる・削れる

 就寝中や緊張時に無意識で起きやすい歯ぎしり(ブラキシズム)や食いしばりは、1回あたりの噛む力が体重の2〜5倍にもなると言われており、歯にとって大きなダメージとなります。特に歯に最も大きな負荷をかける習慣のひとつです。歯のすり減りや亀裂、知覚過敏、詰め物の破損など、さまざまなトラブルを引き起こします。

歯ぎしりや食いしばりが原因の場合、専用のマウスピースナイトガード)を用いた治療を提案することがあります。

頬杖・片側噛み|噛み合わせや歯並びを悪化させる

日常の中で無意識にやってしまう頬杖片側だけでの咀嚼も、顎のズレや噛み合わせの悪化につながります。左右バランスよく噛む習慣を意識し、姿勢や噛み方を見直すことが重要です。

口呼吸の習慣|口の中が乾燥し、虫歯・歯周病のリスク増加

 口で呼吸をするクセがあると、口腔内が乾燥しやすくなります。唾液の自浄作用が働かず、虫歯や歯周病のリスクが高まるため、鼻呼吸の習慣を意識することが大切です。

さらに、口呼吸は子どもの場合は歯列不正(出っ歯や開咬)の原因になることもあるため、早期の対策が必要です。

頻繁な間食・ダラダラ食べ|歯の再石灰化が間に合わない

おやつやジュース、甘いカフェドリンクなどをダラダラ摂取していると、口の中が長時間酸性状態になり、歯の表面のエナメル質が溶けやすくなります。唾液には、食後に酸を中和し歯を修復する「再石灰化」の働きがありますが、間食の頻度が高いと再石灰化の時間が足りません。

▼対策

  • 水やお茶など、中性に近い飲み物を選ぶ
  • 間食は1日1~2回に制限する
  • 食後すぐの歯磨きよりも、30分後のブラッシングが推奨(唾液の効果を活かす)

間違ったブラッシング|力まかせの歯磨きが歯ぐきを傷める

ゴシゴシと強く磨くと、歯ぐきが下がったり歯の根元が削れたりすることがあります。正しいブラッシング方法を知り、力加減や歯ブラシの選び方に注意しましょう。

放置するとどうなる?習慣がもたらす口腔トラブルとは

歯が欠ける・割れる・ヒビが入る

無意識の食いしばりや歯ぎしりは、歯の表面に微細なヒビを作り、最終的には歯が欠けたり割れたりする原因になります。歯の亀裂は進行すると抜歯が必要になることもあるため、早めの対処が必要です。

詰め物・被せ物が外れやすくなる

「何度も同じところの詰め物が取れる」というお悩みも、習慣的なダメージが関係していることがあります。たとえば、強い食いしばりや歯ぎしりによって詰め物がずれていくと、少しずつ接着がゆるみ、最終的に外れてしまいます。繰り返し再治療を重ねることで、歯の健康寿命が短くなるリスクも。

知覚過敏や歯のすり減りが進行する

冷たい水や風で「キーン」としみるような痛みがある方は、知覚過敏が進行している可能性があります。これは、歯の表面(エナメル質)がすり減って中の象牙質が露出してしまうために起こります。

顎関節症や肩こり・頭痛などの全身症状につながる可能性も

歯の習慣的な負担は、口の中だけにとどまりません。特に歯ぎしりや食いしばりを長期間続けていると、顎関節症や筋肉の緊張からくる肩こり、頭痛、耳鳴りといった全身の不定愁訴につながることがあります。

▼顎関節症の症状

  • 口を開けると痛い/音が鳴る
  • 口が大きく開かない
  • あご周辺のだるさや違和感

このような場合、歯科だけでなく口腔外科・耳鼻咽喉科・整形外科との連携が必要になることもあります。

まとめ

 「虫歯じゃないのに歯がしみる」「詰め物がすぐ取れる」「歯が欠けた気がする」
――そんなお悩みを抱えていませんか?実はそれ、日常のちょっとした“クセ”や“習慣”が原因かもしれません。

きずな歯科では、こうした“歯に悪いクセ”に着目し、症状の本当の原因を一緒に探っていく診療を大切にしています。丁寧な問診と生活習慣のヒアリングで、歯のトラブルを根本から改善へ。ナイトガードの作製や予防的アドバイスなど、再発を防ぐご提案も可能です。

「こんなことで相談していいのかな…」と思う方こそ、ぜひお気軽にご相談ください!
ちょっとした違和感のうちにケアを始めることで、大切な歯を守ることができます。
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