骨が足りないと言われたあなたへ──再生治療には“成功のルール”があります
「骨が薄いから、インプラントは難しいかもしれません」
そんな風に言われ、不安になっていませんか?
年齢のこと、体のこと、治療の成功率――心配になるのは当然です。
でも、あきらめる必要はありません。
実は、骨を再生するための医療技術は日々進歩しており、「骨が足りない」と言われた方でも治療の道が開けるケースが増えています。
骨再生には“成功のルール”がある【PASS原則とは】
PASS原則とは何か?
英語 | 日本語 |
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P:Primary closure | 傷口をきちんと閉じること |
A:Angiogenesis | 血の流れを作ること |
S:Space maintenance | 骨が育つスペースを確保すること |
S:Stability | 傷口と人工歯根(インプラント) を安定させること |

P:Primary closure|傷口が閉じることの大切さ
再生の最初の一歩は「閉じる」こと
骨再生治療において、傷口がしっかりと塞がらないと、再生がうまくいかない可能性があります。なぜなら、骨を再生させるためには、傷口の内部が清潔で安定した状態でなければならないからです。骨の再生は新しい組織が形成される過程で、傷口の閉鎖が非常に重要です。
感染を防ぎ、治療を安定させるには?
治療後、傷口をきちんと閉じることで感染を防ぎ、骨がしっかりと再生するための環境を整えることができます。つまり、治療の成功に直結する大切な第一歩です。
A:Angiogenesis|血流が骨を育てる
なぜ血管が必要?
骨再生には血液の流れが不可欠です。新しい骨を作るには、血液が必要であり、これが再生の過程を支えます。血液がしっかりと流れ、必要な栄養や酸素を供給することで、骨が再生するための細胞が活発に働きます。
血流の改善で再生力UP
血液が通ることで、骨を再生するために必要な細胞や栄養分が届き、骨を成長させる土台が作られます。そのため、血流がスムーズに流れることが再生成功のカギとなります。
S:Space maintenance|骨の“場所”を守る
軟らかい組織との戦い
骨再生の成功には、「再生する場所」を確保することが大切です。軟らかい組織が骨を再生させる場所を圧迫してしまうと、再生がうまくいきません。そのため、治療では軟らかい組織が骨再生の場所を邪魔しないように工夫します。
GBR法でスペースを確保
例えば、GBR(Guided Bone Regeneration)法では、骨再生の場所を確保するために、特殊な膜を使って軟らかい組織が骨に干渉しないようにします。これにより、骨がしっかりと再生できる環境が整えられます。
GBR法とは?
失われた骨を再生する治療法です。
歯を失ったところにインプラントを入れたいけれど、骨が足りないとインプラントが安定せず、治療が難しくなることがあります。
そんなときに使うのが「GBR法(骨再生誘導法)」という方法です。
S:Stability|骨を“安定”させる重要性
動くと再生はうまくいかない
骨再生の過程では、動きがあるとその効果が損なわれてしまいます。インプラントの治療においても、再生した骨が安定していないと、インプラントの定着がうまくいきません。そのため、骨再生の過程では、治療部位が安定して動かないようにすることが非常に重要です。
インプラントとの関係性
特に、インプラント治療では骨が再生した後、しっかりと固定することが治療成功への第一歩となります。安定した状態を保つことで、インプラントがしっかりと定着し、長期間の成功が期待できます。
まとめ|再生医療の今
PASS原則は「希望の4ステップ」
「骨が足りないからインプラントは難しいかもしれません」と言われたときのショック、不安…よくわかります。でも諦めないでください!現代の歯科医療では、骨を再生する治療法がしっかり確立されており、きずな歯科でも数多くの症例に対応してきました。
当院の取り組み
今回ご紹介した「骨再生に必要な4つの工夫」は、どれも実際に当院で大切にしているPASS原則に基づいています。丁寧なカウンセリングと科学的根拠に基づいた治療計画で、患者様の「本当に治るの?」という疑問にも正面から向き合います!

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