歯医者のクリーニングは何するのか?効果と流れを解説!

【患者様向け】

歯医者で“クリーニングを受けましょう”と言われたけど、何をするの?痛くない?効果はあるの?」 そんな不安や疑問をお持ちの方へ。

—— あなたの疑問をひとつひとつ解消し、安心してクリーニングを受けていただくためのヒントがきっと見つかります。

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この記事で分かること
  • 歯医者で行うクリーニング内容流れ
  • スケーリングSRP1分で理解できる!
  • 歯周ポケット検査歯周病進行度が分かる!
  • 歯科医衛士プロフェッショナルケアで健康な歯を保つ方法が分かる!

歯医者のクリーニングって何をするの?基本の流れを解説

クリーニングとは?歯石取りとの違い

「クリーニング」とは、歯科医院で歯科衛生士が行うプロによる口腔ケア全般を指します。

一般的な「歯石取り」とは、スケーリングやSRPなど具体的な治療行為を指しますが、クリーニングはこれらを含む広い意味でのケア全体をさします。

スケーリングとは?歯石を徹底除去する処置

「スケーリング」とは、歯や歯ぐき表層付着したプラーク・歯石専用器具除去する処置です。

スケーラー(手動または超音波式)で歯周ポケット(歯と歯ぐきの間にできるすき間)、から歯石をかき取ることで、細菌の巣をなくし、歯周病の進行を抑制できます。

日常の歯磨きでは取り切れない歯石を除去することで、歯ぐきの炎症が引き締まり口臭や出血の改善にもつながります

SRPとは?歯周ポケット内のケアまで行う治療

「SRP(スケーリング&ルートプレーニング)」とは、クリーニング手法の中でも高度な歯周病治療です。

深い歯周ポケット”の内部まで入ってプラーク歯石を除去し、さらに歯根の表面を滑らかに整えることで、歯ぐきの再付着を促します

特に歯ぐきの中(歯周ポケットの深いところ)についた歯石を取る際には、歯ぐきの奥の方まで器具を入れる必要があります。

そのため、歯ぐきが敏感だったり、歯周ポケットが深い場合には、治療中の痛みを防ぐため麻酔を使うことがあります。
麻酔は部分的に行うので、治療後しばらくはしびれが残ることがありますが、通常は数時間自然に戻ります

治療前に「今日は麻酔が必要になるかどうか」をきちんとお伝えしますので、ご安心ください。

TBI(ブラッシング指導)で正しいセルフケアをサポート

「TBI」とは、Tooth Brushing Instructionの略で、歯科衛生士が個々に合わせた正しい磨き方を指導するものです。

TBIでは、歯ブラシの当て方や動かし方、磨き残しやすい場所をわかりやすくご説明します。
毎日の歯磨きを見直していただくことで、むし歯歯周病の予防効果がぐんと高まります

このセルフケアの改善が、スケーリングやSRPの効果を長持ちさせ、再発防止につながります。

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歯医者のクリーニングの効果とは?知っておきたいメリット

歯周病予防と進行の抑制

プロによるクリーニング(スケーリング・SRP)は、歯周病予防に欠かせないケアです。スケーリングで歯石を除去し、SRPで歯周ポケット内の汚れを徹底的に取り除くと、歯ぐきの炎症が軽減されて再付着が期待されます

なぜ歯ぐきが付着しなくなる?

健康な歯ぐきでは、歯ぐき(歯肉)が歯にしっかりくっついています
この「くっつき」は主に上皮性付着(接合上皮)や結合組織によって保たれています。

しかし、歯周病が進行すると

  1. 歯の表面や歯周ポケット内に歯石やプラーク(細菌のかたまり)がたまる
  2. それにより炎症が起きて歯ぐきが腫れる
  3. 結果として、歯ぐきと歯の間にすき間(歯周ポケット)が深くなる
  4. このとき、歯ぐきは炎症によって歯の表面から離れてしまっている状態になる

つまり、汚れや炎症が原因で歯ぐきが一時的に「離れている」状態になっているのです。

歯周ポケットの深さを検査をしよう!

歯周ポケット検査は、歯と歯ぐきの間のすき間(歯周ポケット)の深さを調べる検査です。
健康な歯ぐきでは、このすき間は1〜3ミリ程度と浅いのが普通です。

検査では、専用の細い器具(プローブ)歯と歯ぐきの間に軽く入れてどれくらいの深さまで入るかを測ります。
これによって、歯ぐきがどれくらい離れているか、歯周病がどの程度進んでいるかがわかります。

歯周ポケットの深さと進行度
歯周ポケットの深さ進行度(歯周病の段階)主な状態・症状例
1〜3 mm健康な状態/軽度歯肉炎歯ぐきは健康/軽い炎症・出血がある場合も
4〜5 mm初期〜中等度の歯周病(軽度歯周炎)歯ぐきが腫れぎみ/出血/ややポケットが深い
6〜7 mm中等度〜重度の歯周病(中等度歯周炎)歯ぐきの腫れ・出血/歯のぐらつきが始まる場合も
8 mm以上重度歯周病(重度歯周炎)歯が大きくぐらつく/歯ぐきが下がる/歯の支えとなる骨が大きく失われている

口臭予防に効果的

口臭の主な原因は、口内に残る細菌や歯石です。クリーニングによりそれらを除去すると、ニオイの原因そのものを断つことができます

歯の表面がツルツルに!見た目の改善効果

歯面を専門器具でクリーニング・研磨(ポリッシング)

  • 歯の表面がツルツルに仕上がり
  • プラーク付着しにくい口内環境を作る

全身の健康維持にもつながる歯科クリーニング

近年、口腔と全身の健康は密接につながっていると認識されるようになりました。歯周病菌による慢性的な炎症が心血管疾患・糖尿病へのリスクを高める研究もあります。専門ケアで口内を整えることは、全身の健康維持にもつながる重要な習慣といえます。

クリーニングは痛い?費用は?よくある疑問に回答

クリーニングは痛い?スケーリング・SRPの痛みの目安

多くの方が「歯医者のクリーニングって痛い?」と気にされますが、麻酔なしで、ほとんど痛みはありません。特にスケーリングでは、超音波スケーラーで震動と水流を使って歯石を除去するため、感覚は「ちくちく」「キーン」という軽い刺激程度です。

SRPは歯周ポケット内まで清掃するためやや刺激がありますが、多くの患者さんは「後からジンジンした違和感」程度で、深刻な痛みを感じる人は少ないのが実情です。

保険適用になる?

日本では、スケーリング・SRPを含む基本的な歯周病治療は保険適用となります。

1回にかかる時間は?クリーニングの所要時間と流れ

通常、1回のクリーニング所要時間は30分∼60分程度。流れとしては次のようになります

  1. 問診・口腔チェック
  2. スケーリング(歯石除去)
  3. SRP(必要に応じてポケット内清掃)
  4. ポリッシング(研磨)
  5. TBI(ブラッシング指導)
  6. フッ素塗布やケアアドバイス(任意)

どのくらいの頻度で通えばよい?メンテナンスの目安

クリーニングの頻度は、お口の健康状態によって異なりますが、基本は以下の通りです

  • 健康な状態・予防なら → 半年1年に1回
  • 歯周病傾向ありなら → 3∼4ヶ月に1回
  • SRP後のメンテナンスの場合 → 3ヶ月を目安に定期的にクリーニング

きずな歯科のクリーニングはここが違う!安心して通える理由

歯科衛生士が担当する安心のプロフェッショナルケア

当院では、クリーニングはすべて国家資格を持つ歯科衛生士が担当します。 プロとしての知識と技術をもって、口腔内の健康を守りながら“予防ケア”を行います。「何をされているか分からない」という不安なく受けられるよう、治療中も丁寧な声がけを心がけます。

まとめ

クリーニングは、見た目がきれいになるだけでなく、歯周病予防や虫歯予防、口臭改善、さらには全身の健康にもつながるとても価値あるケアです。 しかも痛みは少なく、保険診療の範囲でも十分な効果が期待できます!

そろそろクリーニング受けた方がいいかな?」「口臭や歯ぐきの状態が気になる…」そんな方は、ぜひお気軽にご相談ください! 今のうちに定期的なプロケアを習慣にして、未来の健康な口元を一緒に守りましょう!

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